#111
"Memories" 2020年10月27日制作
ちょっと前に作って、タイトルなしで放置されていた曲のリミックス
今回、突然の "Memories" 命名です。
思い出せることと、思い出せないこと、人間のメモリー機能はとても難解ですよね。
神さまは、生きていくために「忘れる」機能を人に付けた、説を読んだことがあります。
パソコンの(揮発性)メモリと一緒ですかね。全部覚えていたら脳がパンクしてしまうからでしょう。
さしずめ記念写真はストレージ(HD、SSD)送りってことですね。
中学に入ったころ、父親にカメラを買ってもらいました。
開店間もない、新宿西口ヨドバシカメラで。
PENTAX KM
【追記】ついているレンズは父が持ていたもっと古いPENTAX SP用の広角レンズ。マウントが違うのでアジャストで付けてます。純正標準レンズは…ないなー??
ペンタックスの一番安いやつで、5万円くらいだったと思います。
シルバーとブラックがあったのですが、当然にブラック、一択!
当時の一眼レフはシルバーシャーシが伝統的スタイル。でも、子供にはなんかおじさん臭く感じたので、プロ仕様っぽいブラック!
その後、大学生の頃まで、いや結婚して自分に子供が生まれる直前まで、結構長く付き合いました。
昔はカメラって買ったら一生モノ扱いだったし、既にフィルムカメラには革新的な変化は起きなかったからでしょう。
初めて挑んだヨーロッパ・バックパッカーの一人旅も一緒でした。リバーサルフィルムを入れて、街、建築を撮りまくりました。
セミオートのようなもので、露出計はついていますが、シャッタースピードと絞りは自分でつまみを回して決めます。
三脚など持ち歩いていないので、教会の暗闇に浮かぶステンドグラスなどは、カメラを柱とか椅子に押し当てて固定して、息を殺して、1、2、3…とか、バルブ(シャッター開放)で録っていました。
しかし、その成果は、帰国後の現像まで分からない。うまく撮れていることを祈りながら旅を続ける。今はないロマンですね…
悩みが…
当時の建築系の写真はすべてスライドで録っていたので、現在再現手段がない…
なんちゃって映写機はあるけれど何年も使っていなくて。
そもそも見ようにも、セッティングからしてひと仕事で、現代では現実性がありません。
きっと電子データ化してくれるサービスなどあるのでしょうが、何千枚ものスライドがあって、絶望的です。コストが。
見れないからいいのかなぁ…
心の眼が覚えているからいいのかなぁ…
分かりません。
どなたか適切なアドバイスを頂ければ。
【追記】今回押入れから出してみて、もう一つあるフィルム一眼は当然にバッテリーなく動きませんが、こいつは全く問題なくシャッターが切れる。ボタン電池の一つも使っていない完全機械式、すばらしい機械文明!フィルムさえ供給され続ければ、ですが…
ではまた / Rin Tak