アナログ時代の思い出 "SIENA22"

#148

"SIENA22" 2020年11月 制作 2022年10月 再再リミックス

3回目の登場です。

なぜだかこの季節になるとこの曲をいじりたくなる。

前2回もほぼ11月です。

30年以上前のバックパッカー時代の写真はすべてスライド(リバーサル)で撮っていたので、その後全く見れないでいます。そもそもどこにしまったのか?

当時は全くのマニュアル撮影。

オートフォーカスもズームもなく、露出計のみを手掛かりにほぼ勘に頼った撮影。

1カ月半くらいの旅の間、フィルム30本くらいを持ち歩き、帰国後の現像までちゃんと撮れているかどうか?確認のしようもありませんでしたね。

超アナログの時代

逆に懐かしいです。

さすがにそれに慣れていたので、全く撮れていないとかはなかったけど、常に一発勝負でした。

シエナでは実家に”国際”電話したのを覚えています。

今の人はびっくりですよ!

もっちろんケータイ・スマホなど影も形もない時代。

 

まず、歩いてシエナの電話局に行きます。

ブースに入って、公衆電話の受話器を取ってオペレーターに

「To Japan, Tokyo 0422」とか言ったのでしょう。

なんと、「No, Tokyo is 03.」と返されましたよ!

確かに!

意外と鋭いなイタリア人…

苦肉の策で思いついたのが「Near Tokyo 0422 !」

なんと通じました!!

 

毎日が楽しかったです。

何をするにも初めてのことばかり。

ドキドキはするけど不安ではなかった。

スマホで調べるなんてなし、せいぜい地球の歩き方を持ち歩くぐらいで、ほぼ行き当たりばったりの旅。

あしたどこ行こう?も毎日の成り行きで決めていました。

 

時間がかかってでもやってみると、何とかなる。

 

そんな人生観を学びに行ったのかも知れません。

アナログ時代に育って自分は幸せだと思っています。

 

ではまた / Rint Tak