Fender MIJ Hybrid II ストラトのあれやこれや レビュー(最終回)

#212

さて、3回目。

今回は興味ある人はある、ない人はない、キャビティ内。

その前に

ネックポケット

かっちりしており、シムなし。

ネックデイトらしきは、2021年8月7日と読める。

ボディ側は「USB」=US  Blond カラーのスタンプ、まあこんなもんでしょう。

キャビティ

前後のハム兼用で中途半端なザグリ。いかにもハイブリッド。

導電塗装塗り、国産らしいタイトで後始末も良い加工、これもこんなもんか。

ちなみにピックガードのネジ位置、ミッドピックアップ周辺のやつはモダンストラトの位置。ミッド・フロントの真ん中にあるヴィンテージのレプリカとは違う。

なのに、ピックアップとレバースイッチ留めのネジは頭が平らで大きいヴィンテージタイプ。

イモネジ含め規格はインチのようである。

この辺は敢えてか否か? ハイブリッド確信犯かどうかわからぬ。

POT、配線、コンデンサ

POTはCTSのおへそ付き、インチ規格のA-250Ω

配線は安っぽい塩ビ被覆線。

セレクターはMEXとかについてるやつと同じだろう、OAKでない。

なぜかこれ見よがしにオレンジドロップ(0.1uF)が装着されている。

この辺りはマニアックな日本人ねらいでしょう。

見た目勝負でOKにします。

安っぽさとやらせのハイブリッド感満載です(悪いとは言っていない)

トレモロブロック(ユニット)

2点留めのナイフエッジはアメスタと同じ。

イナーシャブロックはあまり見ないタイプ。

スチール製ではないが、昔のフェンジャパのダイキャスト製とも違う。

どこかでブラス製と読んだけど、どうなんだ?

スチールほどキレのない素材不明。わざわざ重さを計ったのに、忘れた。260グラム前後だったと思う。可もなく不可もなし。

 

だいたい上から下まで、表から裏まで見てきたけど感想は…

よくも悪くも ハイブリッド!

随所にどっちつかずの仕様があふれていて、いいとこどりなのかどうか?

ただ、1ヶ月くらい使ってみて、だんだん好きになってきた。

ヴィンテージ・レプリカにはない、ハリのある音は、一般には使いやすい音だと思う。

曇りなく、ブライトで、明瞭で。

すこしドンシャリ過ぎるところはピックアップを下げてバランスをとっている。

 

買ってよかった、おすすめです。

RintTak