Fender CYCLONE powerd by セイモア・ダンカン 不発?

さて、Fender Cyclone リハビリの続き。
結構平凡なのですが、ピックアップを交換しました。

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 USA 製 Cycloneは Hot Noiseless が載っていて、音はきれいなのですが、味がないというか、フェンダーっぽくないというか、気になっていました。

最近、ストラトのリア・ピックアップを Suhr V60 Low Peak に替えるのがマイブーム。

今回も、って思ったのですが、「こいつはステューデント・モデルだ…」と思い直し、お安い Seymour Duncan に踏み留まることにしました。

で、American Delux STRATO PLUS のミッドのアルニコ2が良かったこともあり、前から気になっていた APS-1 をリア用に新規購入。要するにお安くヴィンテージ音にしたいのです。

フロントは家に余っていた SSL-5 

SSL-5 は気にいっている訳ではないのですが、こうなりゃ絵的に Seymour Duncan ×2発しかないだろう、っていう単なる デザイン魂。直流抵抗値も極端に違うし、仮設定です。

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上がSSL-5 下がAPS-1

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なんですが、実はまだちゃんと把握できていないのです。

変更後は妙にハイが出てしまって、イメージとちょっと違うな、と思い中。

多分原因は、元々はHot Noiseless (ハムバッカー)用にトーンPODの抵抗値(500kΩ)が設定されている上に、自分でも忘れていた謎のコンデンサ(0.025uF)の影響ではないかと?

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このコンデンサ、妙にデカいミリタリーパーツ。なんかカッコいいので以前に交換していたのですが、それをすっかり忘れていました…

抵抗大きくて、コンデンサ小さい → ハイ寄り

単なる素人経験値なので、間違ってるかもしれませんが、なんかそんな気が…詳しい方ご教示くださいませ。

なので今回は音ナシ!(一応録ったのですが、微妙なので…)

トーン10だと耳が痛い感じがあって、調整の上出直そうと思ってます。

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間違った処方で突っ走ると、後々合併症のもとになるので、リハビリは一歩ずつ着実に行かないとね。

ところがこの Cyclone、こういう時はとっても便利なんです。テレキャスと同じようにPOT周辺がピックガードから独立しているので、弦を緩めなくても配線がいじれる。

人生、苦あれば楽あり。

 ではまた / Rin Tak

Fender CYCLONE  瀕死状態からのリハビリ支援中!!

ご存じですか、このギター Fender Cyclone 2001年製

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ギター博士の解説では
フェンダー・サイクロン(Fender Cyclone) -【エレキギター博士】
サイクロンは、フェンダーUSAの日本人エンジニア後藤誠輝氏が1990年に考案した「ムスタング・カスタム」のコンセプトをベースとし、1997年に発表されメキシコで生産されました。』

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ムスタングのボディサイズにギブソンスケール(24 3/4インチ)のネック。トレモロユニットはストラトのシンクロナイズド式、よってボディもストラトの厚みがあり、バックコンターもある。

あと、スチューデント・モデルの仲間なので、ソリッド・カラーの個体が多いようですが、こいつは渋めの3Tサンバーストだったり、あれやこれや…

結構な変わり者でしょう…
日本人の意地!見せてやってくれ!!

初期型はメキシコ生産でしたが、このモデルは、2000年から2001年のわずかな間のFender USA製で、日本限定出荷されていたものだそうです。確かにネックプレートが語ってますね。

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気が付いた人いますか~?

右肩の大きな古傷!

そうなんです、かなり手荒に扱われていたようで、ボディーに大傷、と言うより、割れた後、素人仕事で雑なボンド補修がなされていて、大変痛々しいやつなんです。

トップにも、何ですかねぇ、ドリルで弾いたのかどうか?変な傷があったり、もしかするとボディをもってネックを叩きつけたパターンでしょうか…

こういった心身ともに傷ついたギターの、社会復帰支援、嫌いではないんですよ。
これからは、うちでゆっくり過ごしておくれ。

他にも結構傷んだテレキャスターも大事にリハビリさせてます。その話はまた今度。

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うちに来た頃のCyclone:ペグとノブはシルバー

このCycloneでやったこと

・全部分解して、メンテナンス、金属磨き、ビス交換
・リフレット → 無謀にも自分で初交換(意外にうまくいく…)
・ノブ交換 → Fenderのアンプに使うものにしたらかわいくなった
・ペグ交換 → 樹脂製にしたら、これもかわいくなった

など、手厚く支援しております。

で、今回、もうひと仕事したろーかっ!!と思い立ったわけです。

何をするか?  

 
 
 
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お楽しみに!

ではまた / Rin Tak

Fender JAGUAR で再レコーディング "Surf 21"

5年前にDTMをかじり始めてほぼ初制作した曲を、買ったばかりの JAGUAR で再レコーディングしてみました。

"Surf 21" 2021年3月10日 再録音

やっぱ、サーフミュージックはJAGUARじゃないとね!

実はこのブログを始めた昨年12月の第1回目で、「デビュー曲」としてこの曲を紹介しました。ただ、そのトラックはリミックス後のバージョンだったんです。ちょっとやり過ぎのヤツ

rintak.hatenablog.com

初回に書いてありますが、この頃はオーディオインターフェースは持っておらず、マルチエフェクターZoom G3のみで録って、フリー版のCubase AIで編集していました。

その化石がこれ

おおー、今聴くと、かえって新鮮かも知れない!
ギター、結構いい音じゃない!!

ヘボ演奏は変わらないんですけどね…

この頃はまだエファクター沼を訪れていなかったので、Cubaseの中のプラグイントレモロをかけて、おもしろいなー、と感心している、ピュアなおじさんでした。

再レコでは、敢えてエフェクタートレモロをかけてみました。

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この回で紹介したDazatronyx Optical TREMOLO

 足かけ5年で趣味「沼」の水深がかなり増してしまったようです。

ギター買ったり、エフェクター作ったり、ヘボ音楽制作したりと。

毎日、忙しく暮らしてます。

 

ではまた / Rin Tak

 

Fender JAGUAR なんて個性的なんだ!

また、ひとめ惚れしてしまいました。

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Fender American Vinytage '62  JAGUAR  2009年製(まだ未確認)

 きっかけは たぼっち のこのインスタ

 
 
 
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www.instagram.com

前から気になっていた、JAGUAR。急にそわそわしてしまい、しばらくデジマートチェックが続いたのですが、検索の仕方を変えたら、ひょっこり出てきたんですよ。お安くて良さそうなのが…

速攻、イシバシに連絡。会社帰りに早速のご対面でした。

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 いい!、色も珍しいし、状態も良い。

このところイシバシさんでマイナーな感じのお買い上げが続いてます。前回は昨年の10月。テレキャスター・カスタムを見に行ったら、ひっそりいたAmerican Delux STRATO PLUSをひとめ惚れ買い。
↓↓↓ 詳しくはこちら

rintak.hatenablog.com

なんとびっくりなのは、その時と同じ色、Ice Blue Metalic !!! 

これは運命感じます、即お買い上げでありました。

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さて、音です。
これまたびっくりしました。

今までストラトテレキャスに慣れ親しんでいたので、
なんと 異次元な音 ?!
噂には聞いていましたが、こんなに違うとは思いませんでしたよ。

で、その比較を録ってみました。

まずはクリーン
前にコンプ(Hyper Gravity)、後にクリーンブースター(Spark)がかかってます。
JAGUARはポツポツ・キラキラ系、ストラトはお得意の鼻つまみ系。

JAGUAR  Front+Rear

 Stratocaster  American Vintage '62 Middle

次はこのまえ自作したJan Rayでクランチ 
JAGUARは独特…なんて表現すればよいか浮かばないけど、リバーブ感満載。明るくはない、まさにサーフ系、カリフォルニアの曇り空か?
ストラトは素直、音にくすみがない。テキサス州を思わせる。

JAGUAR  Front+Rear

 Stratocaster  Americcan Vintage '62 Middle 

違い分かりますか?演奏がヘボなのはご容赦くださいね。

しかし!

たぼっちが言うように、音楽を選ぶギターですね。使いこなすのが難しい というのが分かる、気がする。
逆にストラトの完成度の高さ、改めてスゴイと思いました。

現役時代は生産中止など、異端児の道を歩んで復活するヤツ!
アクが強くて、ニヒルJAGUAR

自分の人生にも教訓になる銘ギターの一つだと思いました。

ではまた / Rin Tak

春の風をJay Rayで "J-wind" Happy Birthday!!

2月も今日で終わりですね。
風は冷たいけど、もう太陽は春の素振りです。

自作したエフェクター、Jan Rayで録りました。"J-wind"  2021年2月28日制作

今回自作のJan Rayは、今までで一番よくできました。
さすがに5個目ですから…

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1. EP Booster: 簡単そうだったから→初めてづくめで結構苦労した
2. Centaur:かなり複雑な回路→意外にも一発で鳴る!
3. TS-9:定番に興味→簡単そうなのに苦労した、鳴らず回路を一部省略…
4. EP Booster-2 :コンパクト化、スイッチ付き→凝りすぎでノイズが多くなる…

・・・その後、モディファイ道にエスケープ…

rintak.hatenablog.com

で、今回1年ぶりの5作目

巷で評判のヤツ、やったろうじゃないの、ってまたもの作り魂に火が付き、ユニバーサル基板からの再修行に挑んだわけです。

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まだ、できた余韻に浸っている最中なので使い込んでおらず、特にトリマー抵抗の調整は未開拓のまま。DTM専門なので、動かしやすい位置に配置してます=アピール・ポイント

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これからやっていきますよ!

曲"J-wind"ですが、Jan Rayのタメシビキで、ソロはほぼ一発思い付きなので、荒っぽいですね。

Vanzandt STV-R3のフロントピックアップです。

その荒っぽさをごまかすために、今回、DawプラグインエコーにValhalla Super Massiveっていうのを使ってみました。YouToubeで知ったフリー版です。

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valhalladsp.com

複雑なパラメーター設定がないので、直感で使えますね。

マチュアには分かりやすいが一番!

ブリブリにエコー掛けすぎて、わざとらしいかもしれませんが、素人のやることなのでご勘弁を。

今日2/28は長女の誕生日なんですよね。25歳、おめでとう。
子育てと仕事大変ですが、がんばってください。春は来ます。

ではまた / Rin Tak

JAN RAY 自作! 午前3時の格闘を制す…

前2回、もったいぶって明かさなかった自作エフェクターは Jan Ray でした!
チャームポイントは黄色のLED!

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日曜日、組み上がって、今回も鳴らないわけですよ…とほほほ…

月曜日、気になって気になって、帰ってすぐにネットで調べたり、テスター当てたり、何度も回路図に戻ったり、あれやこれや。

やっぱり基板買ってやればよかったなぁ…後悔しながらの発見と修正を重ね…

はんだ付けもぎたぎたになりかけた、午前3時!

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ついにその時が!!!!

いや、今回はつらかった。が勉強になった。

4か所くらい間違いがありましたよ。今度「自作エフェクターが鳴らない時のチェックポイント」として書きますので。

今回はその音聴いてください。
ギター:Vanzandt STV-R3 Middle PU(True Vintage)

 Jan Ray 自作クローン

比較のためのクリーンはこちら 
コンプ(Hyper Gravity)+ブースター(Spark)のみ

よくないですか~♫ とても♩

素人自作だし、パーツも普通のものだし、とにかく配線が怪しすぎるわけですが、それっぽい音になっていると思います。

最近のクローン・コレクションや、SD-1のモディファイに比べても、好みに近い音だと思います。

安うまオーバードライブ達の音比較はまた別の機会に書きますね。

ただ、現時点で分かっていること、やっぱりケンタウロス・クローン(Golde Horse)が一番好きかもしれない…

rintak.hatenablog.com

 

ほんとつらかった56歳…しかし、

為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり by 上杉鷹山

皆さんも挑戦してみてくださいね。

ではまた / Rin Tak

 
 
 
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自作エフェクター沼…その2 CADで描いてみたよ

レイアウト図できる。

苦手なユニバーサル基板との1回戦が終わりました…

夜の時間を使って3日間くらい。

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今回はCADで描いたので修正がしやすくて、意外と楽でしたよ。急がば回れは正しい!

しかし、回路図からレイアウト起こすってのはつらいね。いつもいつも思ったような合理的レイアウトにならないし…
たいてい間違ってるし…

建築で言えば施工図化と同じです。

理想的には配線のポイントは全部下の1辺にまとめたいのだけれど、そうはいかないのよ。アースもどうしても分散してしまうんですよね。

それと、左右反対になるってのが大の苦手…

なので、今回は無理やりですが、敢えてパーツ面をエフェクターの裏に来るように組もうと思います。ふつうははんだ面が裏ですよね。

懸念は電解コンデンサのタッパが入りきらない問題。

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一応、断面的な納まりは建築家のスケッチで何とかいけることにはなってるんだけど、素人仕事はやってみないとわかんないんだよねー、こればっかりは…

さて、このレイアウト図で何に挑んでいるか分かった方います?

エフェクターに詳しい人ならそろそろわかると思います。対称クリップのあれです。

では、あさって組み立てることにして、

また / Rin Tak