ジャズマスター・ブリッジ問題 つかの間の解決 "Fleeting"

#173

"Fleeting"  2023年2月23日制作

予想通り、なかなかにデリケートなジャズマスター

ブリッジだね、問題は。

ニッポンが誇るギター工房PGMをしてもこいつは解決できないのね…

新品購入後、まるまる2週間ブリッジの調整に明け暮れ、何とか治まったところ。

結局はジャズマスターの弦テンションゆるゆる問題に起因しているのだけれど、今回はブリッジサドルのイモネジゆるゆる問題も重なった模様。

返って新品の場合、金属に錆がないから、イモネジの食いつきが悪いんだよね。メッキでつるつる同士で。

弦の振動で2つのイモネジの片方が緩み、宙に浮くことで、ビビり音が出る出る。

あまり緩くはないネジ付近からも鳴って、ビビりは2週間グルグル回り続けたよ。

結構有名なトラブルらしく、さすがレトロトーン様、ヒントを与えてくれるではないですか。

ネジの緩み止め材なるものがあるんですね。

なるほどと思いながらも、これなら木工ボンドでいけんじゃね?

ズバリ正解でしたよ。

さすがニッポンの誇る小西ボンド様のおかげで、いい感じにイモネジは固定されました。異種格闘技に買った気分さ。

ビビり音もひとまず治まって、めでたしめでたし。

か?

そんなに単純ではないのだよ。

まだ怪しい部分はある。

ブリッジの足が宙ぶらりん問題。

分かりますかね、ジャズマス、ジャガーでお悩みの方はよくご存じの浮きブリッジ。

マスキングテープ法とか、これもレトロトーン様の固定用樹脂ブッシュ部品とか…

次の課題にします。

ちなみに我がジャガーではブリッジをボディエンド側に倒して、ピックアップ側にスポンジゴムを挟んで半固定にしています。

しかし、世話がかかりますが、さすがにマスター、音は最高です。

特にこの Vanzandt  JMV の個体、生音が爆鳴り。

アンプ通さないで弾くのも非常に楽しい、ナイスなギターです。

 

"Fleeting" 

そんな爆鳴りジャスマスター、リアピックアップで一本撮り。

ギター音はDAWではリバーブとディレイくらいで、そのほかはエフェクターのみ。

いつものこいつらです。

さて、ひとまず第一課題解決。

いや、まだまだいろいろあるだろうなー…

問題解決を楽しみに買った訳ではないんですけどね。

このくらいのことではめげない強い心。

 

ではまた / Rint Tak