緊急調査 オペアンプ 問題 4558 / TL082

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昨日、SD-1のモディファイをアップしたら、参考にさせていただいた「BOSS SD-1の改造方法7つまとめ」の2n3565 Tokyoさんより速攻コメントいただきました。

NECの4558はあまり評判が良くない…

なにーー!そうなの!それはよくない、さっそく改善しなくては、ということで、忙しいはずの年末なのに、年賀状放り出して朝っぱらから検証してみました。

比較したのは家に転がっていた2つを加えてこれらのオペアンプ

 1. オリジナルのNEC4558

 2. JRC 4580DD  ※4558の高音質版らしい

 3. TL082CP:Texas Instrumentsの有名なTL072の音質改良版?

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●結果発表

ルーパーにへたくそを録って、同じ条件で並べてみました。音源の初めから1.2.3.の順です。ヘッドホンで大きめの音だと違いが判ります。

まず、いい感じだと思っているセッティング、LEVEL-TONE-VOLUMEを2時-12時-9時がこちら

LEVEL-TONE-VOLUMEを12時-12時-12時がこちら

●感想

音は変わりますね。

1.のNEC4558はヴィンテージっぽく、素朴、素直、若干粒の粗さを感じます。艶はないけど嫌いではないです。

2.のJRC4580DDは1.に比べて音に拡がりを感じる。軽くリバーブかかった感じ。国産DDだけあって、きめ細やかで優等生っぽい。

3.のTL082CPは2.をもっと派手にした感じ。強弱がよりはっきりするのと、アメリカ人らしい明るさを感じる=あくまで主観、先入観も入ってます。
 
2.と3.は現行品なので、やはり1.より現代風なイメージに感じました。
 
配線、コンデンサ、抵抗、オぺアンプなどで音は変わるんですねー、都市伝説ではないことがわかりました。
 

ってことで、もう取り外しがめんどくさいので最後に取り付けたTL082CPでしばらく運用してみます。

今回のSD-1モディファイで一番影響が大きかったのはクリップの変更のように思います。コンデンサ抜き、交換の時点で一度録ってみたときはクリア感が増しましたが、クリップ変更では波形の違いを感じました。

そして、オペアンプ交換は、まさに増幅のところなんでしょうか、音の細やかさや拡がりが変化したように思います。
 
当たり前、っていえば当たり前ですね。
OJTによって素人も一歩ずつ歩んでおります。
 
ちなみに、NEC4558は錆びてたせいで、足1本骨折いたしました。年末に…
 

ではまた / Rintak

 
 
 
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