自作ヘッドホン・セレクターで "Lucifer" リミックス

#181

"Lucifer 23"  2021年4月27日制作 2023年4月16日Re-Mix

新しいモニター・ヘッドホンを買ってみた

これまで定番の青帯、Sony MDR-7506を使ってきて、特に不満もなかったのだけれど、開放型ってのはどうなんだろう?って好奇心でね。

世間の記事では、マスタリングには、原理的にスピーカーに近い開放型モニター・ヘッドホンが良い、的に書いてあって、確かに理屈はそうだよね、と思いつつ、物色。

お高いのは買えないので、自然とお安い仲間の中から、AKG K240-MkII ド定番となりました。

MDR-7506は密閉式だけあって、ギター録る時なんかは断然いいのよ。だから、K240- MkIIと両方使い続けることになるんだけど、オーディオインターフェースのヘッドホンジャックは1個。

使い分けの際のプラグ抜き刺しのめんどくささと、将来のジャックのグラつき化が気になり、両方刺しっぱなしで切り替える道具はないか?とずいぶん調べたけど、安くて良さそうなものはない。

実は本日の記事は、その新ヘッドホンの良し悪しではなく、セレクターを自作しました、って話なんですけどね。

変に電源付きのヘッドホンアンプだと、回路による音の変化、ノイズ発生など、逆効果だし… シンプルなただの切り替え器がない。

あっても中華製の怪しさ満載のばかりで音の劣化が気になるし…

ならば、自分で作ってしまえ

ということで、制作に至るわけです。

回路図なんて程もない、ただのステレオ・ジャックと6Pスイッチの小箱なので、簡単です。

箱の穴あけに30分、配線に30分くらいで、なんやかんや全行程2時間足らずで完成。

純粋なパーツ代は1000円以下。一番高いのはアルミの小箱です。

 

それで試しにリミックスしてみたのが "Lucifer"って訳です。

両方の聴き比べはいずれ書きますが、ざっくり言って、音が遠くなったけど、自然に近づいた、って感じですね。

あと、パッドがバカでかく、オーバーイヤーなので耳が痛くなりにくい。

むしろそっちがメリットかな。

しばらく使ってみて、またレポートします。

 

では / Rint Tak

サウンドハウス:AKG/ K240MK2 セミオープン型ヘッドホン ¥11,500

サウンドハウス:AKG/ K240MK2 セミオープン型ヘッドホン ¥11,500