#108
先週、買って来て、即日改造に入った、American Vintage '62 OWT なんですが、他の2本と比べて音に張りがないぞ?と気になり出し、比較録りをしてみました。
フロント+センターのハーフトーンです。演奏は大目に見てね…
①American Vintage '62 OWT / ノーマル
②American Vintage '62 Yamano CAR / C:1200pF R:120kΩ
③American Vintage '62 Yamano SB / C:1000pF R:120kΩ
やはり、OWT、おとなし目ですね。
よく考えたら、他の2本はトレブル・ブリード化していたことを忘れていましたよ。
早速、昨日の今日でキャビティを開け直し…
ストラトってのは弦を外さないと回路周りをいじくれないところが玉にキズ。
カポタストを装着し、ネック外し法でアプローチです。
ついでにネックとボディのデイティングを確認… と思ったら、どちらも滲んでいて確信を得られず。お店の言う通り2008年製ってことにしておきましょう。
トレブル・ブリートは並列タイプで。今回はキャパシタは1200pF、抵抗は220kΩとしてみました。
鉄則を知っているわけでもないので、値は経験と勘で、トロピカル・フィッシュはモチベーション維持です。
※2200pFでいこうと組んで、リード線を調整中に一体お亡くなりになりました…
無事、ではありませんでしたが、補欠を装着完了!
かわいい!
ここは見た目でいきます。
さて、肝心の音です。
今回は、大幅に変わりました。
American Vintage '62 OWT
前半:トレブル・ブリード化 / C:1200pF R:220kΩ
後半:ノーマル
素人のちょっとした疑問なんですが、一般にトレブル・ブリードはボリュームを絞った時の高音強調のみ、だと思っていたのですが、この録音はいずれもボリューム=フル10です。ん-…
しかし、冷静に考えれば、追加キャパシタがハイパスフィルターであることと、POTと抵抗を並列配置しているので、単純に信号ライン上の抵抗値が下がり(昔、積/和と習った…)、ボリュームがアップする。
これらを同時に行うと、変更前と違った聴こえ方をするのは当たり前ですね。
音量が大きくなったことの聴覚上の感じ方の方が大きいのでしょう、きっと。私は偶然の産物でいくことにしましょう。
このあたり、正しい知識をお持ちの方、教えてください。
ヴィンテージ派の方の中には、そもそもトレブル・ブリードは邪道とお考えの方も多いと思います。
私はいいんです。張りのある元気な感じの音になったので満足です。
レオ・フェンダーに免じて許してください。
そんな独り言の多い日曜日でした。
あ、また月曜日が来る…
ではまた来週 / Rint Tak
【追記】後から聞いてみて、③C:1000pF R:120kΩが一番バランスが取れている気がする。
【再追記】③はピックアップ替えていたのを忘れていた。これはピックアップの勝利ですよ。 改めての Suhr V60's Low Peak