電子の運動とヨーク "Drizzle"

台風が来ない代わりに、関東地方は霧雨が続きます。

グレーの空に、いつものマイナーペンタ一発

"Drizzle" 2021年9月4日 制作

どうしてもエアコンの調子が良くないので、8月の終わりに買い替えた、と、途端の肌寒さ…

人生こんなものです。良ーくわかってます。

ヨークで思い出しました。

もちろん Fender JAGUAR ですよ。

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相変わらず異次元の音を出します。

どうしてこんなに違うんでしょうね?ヨークのせいばかりではないとは思うのですが、からりと晴れない空にはとてもマッチする、独特のウェットな空気感。

同じアルペジをストラトジャガーで弾いてみると、全く違う感じになります。

子供の頃は、エレキは電気、電気はE=I×Rでなんでも同じ、と思っていましたが、よーく考えてみると、物理公式上は同じでも、電子の動きは物質によって必ず違うわけであって、人の耳に聴こえる音に再現されれば、違わない方がおかしいですね。

まして、エレキギターはボディ、ネックは木材、ピックアップを構成する金属類はそれぞれその組み合わせに違いがあって、千差万別のサウンドに表れるのは当然ですね。

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そして 磁力
これが最大の謎で、電気工学的な優劣とは全く異なった価値によってエレキギターキッズ(かつての)を引き付けて止まないのです。

人生半ばを過ぎましたが、エレキ的な勉強、職業に進みたかったな、と少し後悔の日々です。

エフェクターはいつものSOUL FOOD一発

DAW側ではショートディレイ(50msec)とリバーブをかけています。

意図していないのですが、グループサウンズ的ですね。(そこまで年寄りではありませんが)

60年代に生まれましたが、同時期に生まれたエレキに妙に共感してしまう今日この頃。

ではまた / Rin Tak