2017年1月制作の"Start"
父が胃がんの手術で入院した時に作りました。手術は無事成功したのですが…
入院している間に、突如、母が亡くなりました
面会でさっきまで二人で話していたいたのに、夜、父の留守宅の浴槽で召されました。でも、とても穏やかな表情だったので、手術成功を確認して、喜びの中、自分の制限時間が来たのだろうと、今でも思っています。
なんと母は最期に離れ業もこなしました。
深夜、救急車で運ばれたのは、なんと父と同じ病院。そこで死亡を確認されています。会いに行ったのでしょうね。もちろんそんなことを父は知るはずもありません。
夜が明けて、入院中の父に話すのが、とにかくつらかったです。父の身代わりになったのは間違いなく、最期までやさしい母でした。
母が亡くなった後、父の世話でその病院に通ううち、玄関前にある形のいい木が気になって撮りました。母が宿っているような気がしたので。
この木のある病院に、今も元気に父は治療に通っています。
1月12日が母、13日が父の誕生日です。
父は87歳になりましたが、元気に一人で暮らしています。毎週様子を見に行きますが、仏壇に花とお菓子を絶やさず、毎日母に感謝を伝えているようです。
なぜ、父の手術の直前に"Start"だったのか、覚えていません。手術前は父のがんが家族の心配事だったので、大丈夫だよ、再スタートできるよ、って思ったのでしょうか?まさか母の方に災いが向くとは、誰も思いもしなかったから…
母のおかげで、父は胃がんステージ4を見事に克服し、今はみんなと同じものをおいしく食べて、ゴルフに行けるまで回復しています。
いずれにしても、それぞれの次の進む道のスタートを予兆していたのかもしれません。
そんなことで、ギターがどれだったのか覚えいないのですが、インスタに写る3本のストラトのうちのどれかでしょうね。
DTMも今より簡易だったので古いレコードのような音ですね。一応、2020年の7月に一部の再録音とリマスター済みの音源であります。
ではまた / Rin Tak